車中泊の道具考・その1「キャンプストーブ」ST-310

キャンプストーブ紆余曲折

自分たちが普段やっている車中泊のスタイルだと、車内であまりヘビーな料理はしない。
精々コーヒーを淹れたり、カップラーメンにお湯を注ぐ程度である。
なので、フルサイズのカセットコンロやIH調理器具などは今のところ必要としていない。(IHは少し興味ある)

元々僕は関西に住んでいて、フリーランスの仕事の合間に、暇さえあれば北アルプスでテント泊山行をしていた。
キャンパー用の道具はいざ知らず(実際知らん笑)ガチめの登山において、道具の重量というのは無視できない重要な要素である。
テント泊登山の食事といえば、アルファ米や袋ラーメン(カップは嵩張るのよ…)が定番。
どちらもお湯を必要とするため、シンプルな火器選びには手が抜けないものである。

2010年前後、世の登山愛好家の間では空前のウルトラライトブームが巻き起こり(いやもっと前からその潮流はあったが)
GossamerGearやGOLITEなどのULバックパックを背負い、トレランシューズを履いた登山者をよく見かけるようになった。
僕は撮影機材を持ち込んでいたので、GraniteGearの60L程度のザックがメイン。
決してULではなかった(20kgオーバー)が、機材が重い分、工夫して道具の重量を削っていた記憶がある。

2010年あたりから今でも使ってるGraniteGearの60Lザック

当初「ULならアルコールストーブやろ!」という非常に安直かつバカな考えで、エバニューかどっかのチタンアルコールストーブを購入した。
お湯を沸かす程度には申し分のない火力だったが、肝心なことを僕は忘れていた。
アルコールストーブには、アルコール燃料が要る。
「当たり前やろ!」というツッコミ、ありがとうございます。
トランギアの燃料ボトルに350mm程度の燃料を入れて山行していたのだが…この重量が意外とバカにならない。というか、ガス缶と変わらない、
あとアルコールストーブは日中、全く火が見えない。本当に見えない。
風が強い日に、点いているのかいないのかよーわからん火器を扱うのは、そこそこストレスである。
そして燃焼中、ちょっと臭い。
クリティカルなデメリットではないが、直火でサッとスルメなど炙ったりできないのは少し寂しい。
アルコールストーブのデメリットがメリットを上回ったと感じた瞬間である。
結果、僕はアルコールストーブをやめた。

次に買ったのはOD缶が使えるコンパクトなシングルバーナーである。
まず見た目が良い。いかにも登山やってます!という風情を感じる。
そしてコンパクト!
しかし、貧乏山行をしていた僕にとって、当時OD缶は高かった。(今もやで)
あとアウトドア用品店でないと売っていないことが多い。最近はホームセンターでも売ってるか笑
知らんがな。ってハナシやとは思うが、OD缶って中途半端にガスが減ってしまうと非常に困るシロモノなのである。
家で鍋をする時に使えるわけでもなく、かといって残量が心許ないガス缶に命を預けて山行するような度胸もない。
今は非推奨だが、OD缶にCB缶からガスを移植する道具もあるようだが…当時は多分そんなもんも無かった。
OD缶も言うほど軽くないしね。
結果、僕はOD缶のシングルバーナーをやめた。

そんなこんなでキャンプストーブの選択肢がどんどん狭まってしまったのである。
固形燃料は…火力が無さすぎるんよね。
ほなどないすんねん?
いやいや、アレがあるじゃないですか。

自分なりにカスタマイズしているST-310

偶然買ったのは、歴史的名品

シングルバーナーといえばOD缶が当たり前の時代。
ビミョーな燃料費の高さと入手性の悪さ。
あとどうでも良いけど、当時は誰でも持っていたという優越感の無さ。
…男子とは、人とはちょっと違う道具を使いたいものである。

私の記憶が確かなら(鹿賀丈史。古い。)あれは2009年だったと思う。
行きつけの登山用品店の棚に、ST-310を見つけたのは。

旧来のOD缶シングルバーナーはガス缶を土台として、その上にバーナー兼五徳の本体を載せるというのがスタンダードな形状である。
対してST-310は折りたたみ式のバーナー本体を組み立て、横からCB缶を装着するという、当時他に類を見ない形状だった。
何か心惹かれるものを感じたことと、価格も手頃だったため、僕は即決でST-310を買って帰ったのである。

引用元:soto.shinfuji.co.jp

結論、僕は2024年の現在に至るまで、この時に買ったST-310を使い続けている。
どんな山に登る時も、キャンプでも、車中泊旅でもだ。

ST-310の魅力はどこにあるのか?
解説してみよう。

1. デザインの美しさと携帯性

ST-310は、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴。
無駄を排したフォルムが機能美を追求しており、アウトドア用品としてだけでなく、使用中の満足感も向上させる。
また、重さはわずか350gと非常に軽量。折りたたみ可能な脚部のおかげで、収納時はコンパクトになり、バックパックやギアケースの隙間に収まる。

ポイント:
軽量コンパクト設計
無骨ながらデザイン性が高く、写真映えも抜群


2. 充分な火力と安定性
ST-310の最大火力は2,500kcal/hと非常に高い性能を誇る。
お湯を沸かすだけでなく、ある程度の調理も可能。
また、4本脚の構造により、安定性も抜群。ゴツゴツした地面や不安定な場所でもしっかりと固定できるため、安心して使用できる。

ポイント:
最大火力2,500kcal/hで迅速調理
安定感のある4本脚構造


3. 手軽に使えるカセットガス仕様
燃料に一般的なCB缶(所謂、カセットボンベ)を使用できる点も、ST-310の大きな魅力である。
入手しやすい燃料を使えるため、コストパフォーマンスが高く、初心者でも扱いやすい設計。
また、専用アタッチメント(社外品)を利用すればOD缶も使用可能となり、さらなる柔軟性を発揮する。

ポイント:
カセットガスで手軽&経済的
OD缶にも対応可能


4. ユーザー目線の機能性
SOTO ST-310は、細部にまでユーザー目線が反映されているように感じる。
例えば、火力調整のツマミはグローブを着けたままでも操作しやすく設計されている。
また、マイクロレギュレーターが搭載されており、ガスが気化しにくい環境下でも安定して火を起こすことができる。

ポイント:
グローブ対応の操作性
低温に強い構造


5. 豊富なアクセサリーで拡張性アップ
さらに、ST-310は専用アクセサリーが豊富で、カスタマイズ性にも優れている。
風防やアタッチメントなどを追加することで、より便利に、自分好みの使い勝手を追求できます。

ポイント:
カスタマイズ自由
アクセサリーでさらに便利に

まとめ:ST-310が愛され続ける理由
以上のように、SOTO ST-310は、アウトドア初心者からプロフェッショナルまで幅広い層にオススメできる、名品中の名品と言えるのではないだろうか。
その理由は、軽量・コンパクトなデザイン、強力な火力、扱いやすいカセットガス仕様、そして細部まで配慮された機能性にあると感じる。
僕が15年に渡って使い続けているように、長く愛用できる一台であると断言できる。

これから車中泊でガンガン使っていけるシングルバーナーをお探しの方は、是非手に取ってみて欲しい。

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めっちゃラフに扱い続けて15年…ST-310、いつもAZS
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