
良い動画は、どんなカメラで撮れる?
前回は、パイロット版動画の制作過程から、いかに僕たち夫婦にエンターテイメント性と客観性が抜け落ちていたかについて書いてみた。
そこは一朝一夕にどうなるものでもないので、今回はちょっと僕の専門分野でもあるテクニカルな話題に触れてみたい。
YouTubeの旅系動画の大半は、所謂「vlog」に近いものであると僕は認識している。
顔出し無しの一人称視点から、ガンガン顔を出してプライバシーをオープンにしまくったものまで様々である。
そこは各々の演出意図があるので触れはしないが、要するにYouTubeにはそれだけ様々な種類の動画があるということあだ。
当然ながら、チャンネル毎に必要な撮影機材は異なってくる。
今回は、このカメラがあれば大半の撮影は賄えてしまう!という神器を紹介したい。
…のだが、僕はとても余談が好きだ。というわけで、煩わしい方はここからしばらく読み飛ばしていただければ幸いです笑
少し脱線した話をしよう。(実は意外と全く脱線していないが笑)
2024現在、僕たちは誰しも動画に触れる機会がどんどん増えている。
故に、目も肥えてきている。
良質な動画もそうでない動画も、玉石混交なのが今の時代だ。
そんななかで、何を以て「良い動画」かを定義するのは難しい。
しかし撮影の技術面において、不出来な動画を定義するのは簡単だ。
・フォーカスが合っていない
・ブレている
・水平がとれていない
特段の作品的意図を盛り込まない限り、上記3点は間違いなく、動画の仕上がりを悪くすると言える。
主題や被写体がどれだけ良くても、最低条件を満たしていなければ観てもらう機会は減るし、「良い動画である」とは言い難いのだ。
もちろん、誰もそんな撮れ高は望んでいない。…が、撮影後に自宅でチェックして愕然とする。
そんな悲劇は何故繰り返されるのだろうか?
デカいカメラって、YouTube撮影に必要なの?
初心者が陥りがちな、YouTube動画の撮影クオリティを下げる3大要素として、下記が挙げられる。
(…と僕は勝手にそう考えている笑)
①センサーがデカい
②カメラがデカい
③撮影者の動きがデカい
この3点である。
実は前述した
・フォーカス
・ブレ
・水平
は①・②・③に起因していると思うのだが、いかがだろうか。
まず①について。
2008年の今頃5Dmk2が発売され、16年。(えっ16年!?)
フルサイズセンサーが出力する映像の質感に、世のカメラ愛好家は酔いしれたものだ。
でもそれ、本当に必要なんでしょうか。
YouTubeで?本当に?
ラージセンサーの浅い被写界深度がもたらす表現力が持つ魅力。それは否めない。
しかしその分、フォーカスはシビアになる。
フォーカスがシビアになると、雑には撮影できない。
メリットとデメリットを天秤にかけて、YouTube動画にそれは必要であるといえるだろうか?
本質的にYouTubeはTVの代替的な存在であると僕は捉えている(放送スケジュールに縛られない点では上位互換)が、2024時点、TV番組の撮影にラージセンサーのカメラはほぼ使われていない。
これはひとえにTVで伝える価値が高いのは、雰囲気や質感ではなく「情報」だからである。
被写界深度の浅いラージセンサーの画は、映像から情報を奪い去る。
ボケれば良いというものではないのだ。
もちろん映像作品を制作されている方はその限りではないのだが、大半のYouTubeチャンネルも、質感より情報を重視したほうが良いのではないだろうか。
というわけで、①に関しては「もっと小さいセンサーのカメラを使いましょう」と提案したい。
②と③に関して。
デカいカメラ、カッコいいですよね?
僕もデカいカメラ好きです。
でもね、長年映像と写真のお仕事をしてるけど…軽いカメラのほうがブレん。
いや、短時間ならデカいカメラの方が安定するのだが。
なので、もしブレた動画を量産してしまっている方がいるなら、軽くて小さいカメラを試してみてください。これで②は解決!
③は…身体感覚を向上させるしかないですね。
ていうかね。
レフ機もミラーレスも、一眼のスチルカメラはやはり動画撮るカタチには出来てないよね。
ケージやら何やら付け足したら更に重くなるし…
もっと理に適ったカメラが世の中には沢山あると思う。
で、具体的にYouTubeで使うにはどんなカメラがオススメなん?
…長くなったので次回、同じカテゴリの記事で!(ゴメンナサイ!!)

